2021年11月15日に結婚を発表された菅田将暉さんと小松奈々さん。
2人は共演作品が多く、一番新しい共演作品は映画「糸」でした。
そんな映画糸を見た感想やレビューを載せていきます。
ネタバレを含むので、まだ糸を見てない人は見てからご覧ください!
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結論:映画「糸」は最高の映画だった!
先に結論を言っちゃいますが、「糸」は最高の映画でした。
糸で惹かれあった二人のように、菅田将暉さんと小松奈々さんはお似合い夫婦。
ただの「糸」ではなく「赤い糸」で結ばれていました!
ご結婚おめでとうございます!
映画「糸」レビュー
キャスト
役名 | キャスト |
高橋蓮 | 菅田将暉 |
園田葵 | 小松奈々 |
水島大介 | 斎藤工 |
桐野香→高橋香 | 榮倉奈々 |
高木玲子 | 山本美月 |
冴島亮太 | 高杉真宙 |
主演の菅田将暉さん、小松奈々さんだけでなく、
脇を固める俳優さんたちもかなり豪華です。
このほかにも山口紗弥加さん、松重豊さん、
二階堂ふみさん、成田遼さんなど主役級の俳優さんたちが
大勢出演されてますよー!
糸の詳しい内容は公式サイトをご覧ください。
中学時代
漣と葵の出会いが花火大会っていうのがもうドキドキです。
中学生くらいの時って夜に友達と出かけるだけでもうきうきするのに
さらに花火大会なんてイベントがあったらもうテンションかなり上がります。
そんなときにあんなかわいい女子に絆創膏はってもらったら漣はそりゃ好きになっちゃうし
葵も、自分より激しいけがしてるのに自分の腕の傷見て「大丈夫?」なんて言ってくれる優しくてイケメンな男子に会ったら
そりゃ恋に落ちるわ!
友達二人がくっついてダブルデートみたいになるのも中学生ならではの楽しさ。
サッカーの試合見に行ってお弁当作っちゃうのもかわいすぎる。
好きな相手がサッカーかなり上手かったらさらに惚れる!
個人的に一番イケメン揃いのスポーツはサッカーだと思ってるので
中学生でこんな相手が彼氏だったらまあかなりの自慢です。
友達の弓が「あんな楽しそうな葵初めて見た」っていうシーンと腕の傷からもう
「多分虐待されてるんだろうな」ってことは明らか。
予想通り母親の交際相手に虐待されてる葵の姿は見ていられないんだけど
男に頼りっきりで子供を犠牲にしちゃう母親の姿がもうなんかリアルで。
ああいう母親って妙になまめかしいというか色気があるというか、
キレイなんだけど陰がある感じが半端ない。
きっと母親も幼少期になにか満たされないものがあったんだろうなぁ。
虐待されてる葵を家から連れ出して、親ときたことのあるキャンプ場に連れていく漣を見て、
「葵はそうじゃないけど漣は愛されて育ってる」っていう育ちの違いみたいなのが見えたのが少し切なかった。
そして虐待されてる事態は深刻だけど初めてのキス!
中学生でするキスって大人になってからのとは全然違うから
多分めちゃくちゃドキドキするだろうし、さらに相手を好きになっちゃうんだろなー。
しかし蓮、青森に本当は親戚なんかいないのに
「二人でリンゴ農園で働こう」ってイケメンすぎませんか?
彼女を助けるためにそんな素敵な嘘つける中学生いる?
結局は大人の手によって離れ離れになっちゃうけど中学生だから仕方ないですよね。
どんな親でもまだ離れられない現実がつらすぎました。
虐待の辛さと現実を目の当たりにした中学生時代でした。
8年後、結婚式での再会
幼馴染の結婚式で葵と再会。
中学生の時にあんなに惹かれあった二人だから
期待に胸を膨らませちゃう気持ちがわかりすぎる。
8年間お互いいろいろな人と出会って、もしかしたら誰かと付き合ったりしてるかもだけど
一番初めに付き合った人だったり、本当に好きになった人って
何歳になっても忘れられない気がします。
そんな再会にうきうきしてたけど実はミサンガ大切にまだ持っていることとか
今までどうしてたとかうまく話せないのもわかる。
会ってないからこそ「こんなこと言って重いって思われたらどうしよう」とか
不安になるよなあ。
あとは葵が虐待されていたって状況が状況だからこそ、
その後の生活についても触れにくいよね。
普通に幸せに暮らしてたとは考えにくいし…。
結局よく話せないまま高級車に乗り込む葵を見たら
「もう住む世界が違う」
って思っちゃうよなー。
しかも自分はずっと地元で暮らしてるのに
葵は東京で暮らしてる。
田舎コンプレックスみたいなところもあるよねきっと。
そのあとチーズ工場で先輩の香から振られたことを感づかれたと思ったら
自分自身中学から10年付き合ってた彼氏に浮気されて泣く香見て
「なんで人って一人の人を一心に愛せないんだろう」って切なくなった。
浮気しない人ってこの世にいるんだろうか…( ^ω^)
泣く香を自分と重ね合わせてそれまでのローテンションとは打って変わって
「しっかりしろよ桐野香!!」って泣きながら叫ぶ漣がかっこよすぎて
菅田将暉、演技力やばってなりました。
同じ痛みを抱えてるから惹かれあったのもあるんだろうな、香と漣は。
でもやっと漣が幸せになれる気がしてホッとした。
市役所での再会
入籍の手続きで市役所で葵と再会して、結局葵のこと忘れてないしずっと気にかけてるから
一緒に探す漣を見て、葵からしたらうれしいんだろうけど
香の立場だったらなんか嫌だなーと思っちゃった。心狭いかなあ私。
香はめちゃくちゃ性格いいのできっと困ってる葵を助ける漣も好きなんだろうけど
私だったら前惹かれあってた人と親しくされたらざわざわしちゃうわ。
母親が結局亡くなってることがわかって「一度くらい謝ってほしかった」って泣く葵を
ただ抱きしめるだけで終わったのはよかった。ここでキスとかしてたらもう一気に駄作になっちゃう。
香が後々子供に「泣いてる人がいたら抱きしめられるような人になって」
って何回も言うけど、好きになった漣がそういう人だったからこそ
子どもにもそうなってほしかったのかなぁなんて思いました。
葵も葵で中学時代は虐待され、大人になってから付き合った男には一度は逃げられ
見つけ出すもお金だけ置いてまた去られ、いつ幸せになれるんだろうって切ない。
「今度は私があなたを助ける」っていうの、優しいしすごいなって思うけど
これも私にはできないなぁ。
いくらいろいろ助けてもらったからと言って何も言わず目の前から去られたらもう関わりたくないと思っちゃう。
葵はシンガポール、漣は結婚
シンガポールに行って成功してる葵を見てやっとホッとした。
やっと、仕事の面では葵は幸せになれたんだなと。
そしてマリーナベイサンズとか出てきて全体的に暗いこの映画に一瞬華やかさが加わってよかった!
礼子と葵がどんどん成功して華やかなパーティしてるのも見てて楽しかったし
夢のために一生懸命働いてる姿も素敵だったなぁ。
ただここでも親友に裏切られるなんて、神様はどれだけ葵に試練を与えるんだ…。
親にも愛されず、男運もなく友達にまで裏切られたらもう頑張る気無くすわ…。
シンガポールの屋台でカツ丼食べながら泣いてるシーンも思わずもらい泣き。
わざとらしい演出っちゃわざとらしい演出なんだけど、こういうド定番に泣かせにくる映画大好き!
ここで流れる糸も涙をさらに誘ってきた。
漣も漣でせっかく結婚して子どもが出来たのにまさかの奥さんに腫瘍が見つかるなんて。
どんどん痩せていく香を見るのが辛すぎたし本当に闘病中に見える榮倉奈々がすごすぎる。
余命1か月の花嫁にも榮倉奈々さん主演で出てたけど演技上手すぎて本当に病気なのかと思っちゃうほど!
お葬式シーンで泣いてる香のお父さんを抱きしめる娘見てまた号泣。
お母さんの言ったこと、しっかり守れてて偉い。
自分だってお母さん居なくなって辛いはずなのに、
子どもってなんて天使なんだろう!!
3.11のあとに精神的にやられてる利子を見て、
きっとリアルに利子のようにいまだに傷がいえてない人ってたくさんいるんだろうなと。
震災は本当にいろんな人の人生をかえっちゃったんだろうな。
そのときに直樹が言った「多くは望んでないのに何で普通に生きられないんだろうな」みたいなセリフが
個人的に一番印象に残りました。
漣も葵も香も直樹もきっと多くは望んでないのに人生に辛いこと起こりすぎて…。
葵帰国、漣の成功
帰国後かつてお世話になった食堂行って、食堂の人と再会できて
笑顔になってる葵を見てまたちょっとホッとした。
でもシンガポールに行く話断ってこれからどうするんだろ?ってちょっと気になりました。
そこでチーズ持ってきた子見て、「漣の子だ!」って気づくのすごい。
葵もずっとずっと漣気にしてるんだもんねぇ。
漣は漣で、チーズで成功してよかった。
どんな環境にいても目標があってひた進んでいれば成功できるんだなーって希望が持てました。
まさに「置かれた場所で咲きなさい」って感じですね。
環境とか住んでる場所とか言い訳にしがちだけどそういうのって関係ないんだなぁ。
そして漣も「おばあちゃん、泣いてる女の人にお帰りって言ってた」ってセリフだけで
葵って気づくのすごくない?
どんだけ葵のこと想ってるんだ…。
いや、この二人が主人公の映画だからいいんだけど、香の立場だったら
一生自分のことを想っていてほしいって思っちゃう私は重いんでしょうか( ^ω^)・・・
あ、そうそう、香の両親が「もうここはいいからいけ!」って言いながら
香と同じように漣に向かってもの投げる姿見て泣いちゃいました。
娘が同じことしたときも泣いちゃった。
「ああ、香の血が生きてるな」って。
令和になりついに再会
食堂のおばあちゃんが葵について漣に「あの子は強い子だから!!」とか言うシーンは
ちょっと突然すぎて意味不明だったけど、
おばあちゃんが二人がなんか想い合ってるって気づいた
超勘のいいおばあちゃんってことにしたらまぁ違和感なく見えます。
現実感ないシーンは割と多かったけどそもそも映画だしねぇ。
あの大勢の人の中から見つけ出して再会できたのはすごい。
再会後の最初のセリフが出会った時と同じ「大丈夫?」っていうのも終わり方がきれいでよかったなと思いました。
「糸」は飽きずに見られるし感動シーンも多いのでおすすめ映画です!
中島みゆきさんの歌がとてもいい。
エンドロールの結婚式シーンは様になってるなぁと思ったら本当に結婚されたとは!!
美男美女で雰囲気もあってるし文句なしのお似合い夫婦だと思います。
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見たいと思います!
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